これから起業する方々へ【破産しない経営ビジョンと戦略】

破産しない経営ビジョンと戦略 ビジネス

この資本主義RPG(資本主義スゴロク)には実は正しい歩み方というものがある。

これは失敗してみて必ず肌で感じることであるから、失敗する前に知っておいて損はないだろう。

起業するときは夢や希望や不安があるだろう。

しかし、このゲームは学校でも習わず、公にもされていないルールで動いている。

実は迫りくる困難も、目指すべきゴールも決まっているのだ。

ルールを知っていれば、来ることのない困難におびえる必要もないし、歩めるはずもないゴールを設定してしまうこともない。

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起業のゴールは5つだけに決まっている

会社を起業して、行く末が決まっているということをご存じだろうか?

実は現状の制度だと会社というのは設立されて、たった5つの道しか歩むことが許されていないのだ。これ以外のゴールというものは、はっきり言ってない。

起業する前には、いったい自分の会社は5つのうちどこに着地させるかまで計画しないと、自然ととある道しか残されなくなってくる。

以下はそれぞれ5つの道を紹介しよう。

1.上場する

日本にもいくつか証券取引所が存在する。

そこでは、会社の株の売買が一般に開かれている。ただし、どの会社でも売買できるわけではない。超・難関の審査体制を突破できた会社のみ市場に自社株式を公開できる。

上場して自社株を売りに出すと、市場から多くの資金を調達できることになる。資金が集まればかなり活動しやすくなる。そして創業時からこれまで保有していた自社株が売れるので個人でも創業者利益が得られる。

しかし、株を市場に公開するということは、会社の決定権を売りに出していると同じだ。そうなれば社長の一存で、ということはできなくなる。経営者と所有者が分離される。(経営者の保有率によるが)

そしてもう一つ。上場できる会社は、かなり少ない。

日本で約200万社あるうち上場している会社は3000社。全会社が上場を目指していないとは言え、確率的にかなり低い。

通常このゴールを目指して会社は設立しない。

2.親族、従業員に会社を継承

会社を親族(実子が多い)や従業員に継承する。

この時も、自社株を継承者に売ることになるので、これまでの株主は多額の売買益を得られる可能性が高い。

特に、実子に継承している中小企業は多い。

よく聞く2代目、3代目とかいうあのタイプの会社だ。

3.M&A

会社を第三者に譲渡することだ。2.と仕組みは同じ。誰に売却するかの違い。

できるだけ、高く会社の株式を買い取ってもらえば一気に多額の資金を手にすることができる。

イグジット戦略とかバイアウトとか聞くだろう。まさにそのこと。

因みに売りに出ている会社は、サラリーマンだろうと、買収資金があればだれでも買うことができる。0円や数百万円で売られている会社や数億円する会社まで日々売りに出され、誰かが買っている。

因みに、起業するときに売りに出ている会社を買うのもアリだと思う。

財務諸表が読める人がいれば。

トランビやバトンズはこれから起業する個人でも十分買える会社が結構あるので覗いてみても面白い。

4.事業転換

正確にはゴールではないが、会社のたどる道としてはあり得る。

私の先輩の会社は、元々飲料の会社で自社工場まであったらしいが、今はITで全く飲料に関係ない会社になっている。

5.廃業

自主廃業、倒産も含む。響きは悪いが、必ずしもネガティブではないと思っている。

特に自主廃業は。理由は後ほど。

この中から起業前にゴールを選ぼう

会社の着地点としてこの5つしかない。この中からいつまでに、どのゴールを目指すかまで決めて会社を作れば、失敗はしない。

最近では、後継者がおらず倒産も聞くだろう。その前に必ずM&Aを行うタイミングがあったはずだ。

必ず出口戦略まで立てることが、失敗しないコツだ。

それでは、どのゴールが一番良いか以下に検証してみよう。

起業して目指すべきコース

出口戦略なしで経営すると、本当にもったいない。私もIPO(上場)は眼中になくても、M&Aに最適な時期が見返してみるとあった。

ただ“出口”という戦略なく、利益あげれば会社は安泰とかお門違いな事を思っていた。

そう、実はこのゲームの本質は、利益を上げれば勝ちではないのだ。

その先には必ず5つのゴールが待ち構えている。どれを選択するかがこのゲームの本質だ。

1、上場のメリット・デメリット

目指すだけ無駄だと思う。特に創業前は。

私が投資家なら、こんな偶然の事故並みに期待値の低いことを目指して会社設計をしている会社には投資はしない。

軽々しく言えるのは、自分の夢と現実の知識の区別がついていないと思う。

まずゴールから外そう。

2、親族、従業員に継承のメリット・デメリット

従業員は、従業員であってあくまで他人だ。口約束で約束していても事情次第では簡単に退職する。あてにしてはいけない。

実を言うと私も従業員にこの口約束をした。そして見事に退職した。

また、実子に継承もこちらのタイミングで行えない。まだ子供がいない。年少者であるなど。

継承まで会社があるのかという問題もある。

これを待っているうちに、様々なチャンスを逃す気もする。

そして継承できたにしても、継承者がゴール選択も一緒に継承していくことになる。

これは、タイミングが合えばいい方法かもしれないが、全員に、特に起業するときにこの継承をゴールにするのはいかがかと思う。

3、M&Aのメリット・デメリット

自社を創業から軌道に乗せて、その後売却する。

これが現状、目指すべき最適なゴールではないかと思う。

財務状況やその他環境が良いときには、もちろん買い手は付きやすいし、売却価格もそれなりになる。

他社が買いたくなるような会社を作るとゴールが見えてくる。

そして得た多額の資金でまた事業を立ち上げるなり、投資するなりできる。

ただ、注意点がある。買い手側の気持ちになったらわかると思うが、カリスマ社長のいる会社は買いたくないだろう。

恐らく、そのカリスマ社長がバイアウトしていなくなれば、買収した会社はこれまでと同じようなパフォーマンスは発揮できないと思えるからだ。

メディアでは、カリスマ社長が持ち上げられることも多々あるが、ああいう会社ほど買い手は付かないということを覚えておいてほしい。

カリスマ社長に憧れている人は要注意だ。

上場か廃業しか引退の道がなくなるからだ。確率的には大いに廃業だろう。

どのような会社がいくらで売られているか?どのような会社に需要が集まるのか下記を参考に一度見てみるのが良い。

4、事業転換のメリット・デメリット

事情はどうであれ生き延びる術であることは間違いない。ただここで中身の違う会社になったとしても、この中から再びゴールを選びなおさなければならない。

だから、ゴールを決めて事業転換したほうが合理的。

5、廃業のメリット・デメリット

上場して引退や、継承して引退すれば経験しないだろうがいつかは行きつく先。何年後かはわからないが。

ただ圧倒的に、上記のようにこのゲームには決められたゴールがあることも知らずにプレイすると意図せずこのゴールに吸い寄せられる。しかも倒産による廃業だ。

しかし、いい廃業もあると思う。

会社稼働中に資産を少しづつ買いだめ、返済が終わったら廃業する。資産を売却して。

ここで重要なことは、売却して価値あるものをストックしておくことだろう。

売却益が出れば、会社を売却したのと同じように多額の資金が手に入る。

人が欲しがる会社が一番いい

起業前から創業時、そしてその後も“人が欲しがる会社”に設計しておくと、自ずと自己破産・倒産はなくなる。

いい会社の定義は、いい商品を出していることでも、利益が出ている会社でもなく、間違いなく他社が買いたくなるような会社だ。

上場にせよ譲渡にせよ株式の売却という点では、継承だ。あとは廃業。

究極を言うとこの2択しかないのかもしれない。

いつか人に譲るか、廃業するか。

人に譲ってほしいといわれる会社を作って、ぜひ成功してほしい。

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