
治験ってどんなのかな?

気になるから、実際に治験を受けた人の体験談を聞きたい。
高額バイトやレアバイトで有名な治験。
安全なのか?稼げるのか?実際治験ってどんな生活?ということを知りたい。
そこで今回プロニートである私が、治験の全貌を解明すべく、2020年6月に治験の募集を見つけてすぐに応募した。
その後、健康診断を無事クリアして3泊4日×2回の治験に参加できる権利を手にした。
治験本番!高額バイト?!治験体験談
高額バイトだといわれる理由がわか
治験に参加すると、治験の内容によるものの、比較的高額な【負担軽減費】と呼ばれるお金がもらえる。
入所する治験だと、1泊当たり1万5000円~2万円ほどになる。
ただ、これはあくまで【負担軽減費】なので給与ではない。
建前上、治験は“有償のボランティア”だ。
なので、正確にはバイトではない。
だから、求人広告で募集していないのだ。
しかし、食事まで出されるこの金額は多いと感じるだろうか?少ないと感じるだろうか?
治験本番に参加できないとかあるの?
大いにある。
各治験ごとに参加できる基準が厳しく決められているから。
例えば、今回私が参加した治験は、応募して健康診断を受けた人のうち半分以上は参加できなかった。
また、治験にも補欠がいる。
もちろん、補欠の人にもお金は出るが、治験開始後の早い段階で帰宅することになるのでその分減額されることになる。
どんな人が参加できないの?
治験の内容にもよるが、健康な人を対象とした治験の場合、結構厳し目に健康診断の段階で落とされる。
治験は薬のデータを取ることが目的で行われている。
なので、被検者はできるだけ同じ条件の人を揃えなければいけない。
となれば、自ずと健康診断の合格基準も厳しくなる。
どのような項目が基準とされるのか?
これは、教えてくれない。
ちなみに大まかな検査項目は教えてもらえるものの、検査結果の数値は教えてもらえない。
なので、治験に参加できない人もどの項目が基準に達していないくらいまでは、教えてもらえるだろうが、細かな数値までは説明されないと思う。
大前提として、治験ごとに重視している項目は違うということはあるだろうが。
治験の実際
基本的に何もこちらからすることがない。
基本暇。
スケジュールは決められているものの、基本的に何かこちらからしなければならないことはない。
というのも、薬を摂取してそのデータを取得するのが治験の主な目的。
ただ、被検者の条件が揃うように、同じ時間に起床・就寝し、同じものを食べるために入所する。
だから、これ以外にすることがない。
この辺は、治験を行う医療機関側もよく理解しているので大量のマンガに加え、ゲームやトランプまで医療機関側が用意している。
自由に好きなマンガやゲームを借りていい。
治験期間中は外にこそ出られないが、起床から就寝までの9割以上の時間が自由時間だ。
疑似入院みたいな感じ。
実際、パッと見は普通の入院病棟だ。
自分でPCとか持ち込みはアリ?
PCは持ち込み有りでWI-FIもある。
また、スマホも自由に使える。
治験の棟には治療をしている人がいない為、電子機器も自由に使うことができる。
はじめはポケットWi-Fiを持っていかなければいけないか、と思っていたのだが持ち込みOKか尋ねたところ、すでに館内にWi-Fiがあるということだったので手配せずに済んだ。
そして実際この記事も治験期間中に書いた。
ただ、食べ物、飲み物、たばこの持ち込みは禁止されている。
中には、喫煙OKの治験もあるようだが、基本治験期間中は禁煙になる。
ちなみに私は喫煙を始めて以来、初めての禁煙生活になる。
暇つぶし系の持ち込みは良いが、口にするものは基本持ち込めないと思ったほうが良い。
風呂とか食事ってどうなっているの?
風呂に関しては、個室のシャワー室があるので決まった時間内に自由に使っていい。
また、食事はほっともっとの弁当だった(笑)
食事もシャワーも時間は決まっている。
ちなみに食事は、自分で選ぶ事はできないし、残すことも基本はダメ。
カロリー摂取の基準を合わせるためだそう。
といって、出てきたのが1日目は、ほっともっとのおろしチキンタツタ弁当+チョレギサラダだった。
治験中は、食事の自由はない。
どんな人が治験を受けているの?
大学生の割合が多いのかな?という感じだが、募集が20歳~40歳までだったので30代ぽい人もいた。
あと治験ベテラン的な人もいる。
看護師「この前の参加はいつでした?」
治験ベテラン「去年です」
看護師「そんな経ちますか~」
…みたいな
治験あるあるなのか?
特に何も義務はなく、マンガやPCいじって、昼寝しているだけで、日給1.5万円~2万円もらえるとしたらそれは、大学生やリピーターは集まるだろう。
4人部屋で寝て、起きて、暇をつぶし、食事は大広間でみんな同じ時間で行うのだが、殺伐としている。
食事中でも、部屋の中でも話しかけないし、話しかけられないことが基本。
暇な時間を勉強して消化している人や、マンガをひたすら読んでいる人、私みたいに自宅でPC作業行っていることをそのまま行っている人、ひたすら寝ている人…
プロニートの私からすれば、普段行っていることを治験の施設に場所を変えて行っているに過ぎない。
これから治験を受けたいor受けるひとへアドバイス
ニート的な生活の疑似体験や、PCやスマホでひたすら何か作業する人は向いていると思う。
暇でかつ、人と一緒に過ごしていながらも、人との交流はあまりないので、ニート気質の人にはめちゃくちゃ合っている。
今、私がこれを書いているのは、まさに4人部屋にいるのだが、面白い。
目の前の人は、昨日からほぼ寝ている。
ちなみにこの人は30代?そして治験のベテラン。
そのベテランの隣は、勉強している。
ちらっと看護師との会話から、獣医師を目指している大学生らしい。
私の横は、大量のマンガを持参してひたすら昼寝とマンガを繰り返している大学生か。
治験の部屋の中は常にこんな感じ。
写真を撮りたいのだが、治験は秘密がいっぱいで撮影は一切できないことになっている。
こんな気楽だが、治験って安全なの?
リスクゼロは治験に限らずない。
ただ、今回の治験に関しては、外にいる方がよっぽどリスクがあるので受けることにした。
要は、治験の内容を見て決めればいいってこと。
この辺の治験のリスクに関しては、前回の治験の記事に書いてあるのでぜひ参考にしてほしい。
治験の時に聞くこと、持っていくべき物
まずはネット環境ではないだろうか?
そして持ち込みNGの物を聞いておこう。
それを聞いたうえで、治験を受けるもしくは受けないを決めてもいいだろう。
ちなみにこれがあったら便利というものはない。
基本全て、そこで賄われるから。
期間が長くなれば、洗濯日もあるくらい。
本当に後は自分が何で時間を潰したいのか次第。
私はPCの持ち込みNGだったら、絶対に今回の治験は受けていない。
このくらい、治験はいかに暇な時間を自分の好きな方法で過ごすかがカギ。
PCもスマホもマンガもNGの治験がもしもあったら、本当に地獄だと思う。
治験斡旋サイト一覧
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