
理学療法士として転職したいけど不安

どうやって理学療法士として転職活動すればいいのだろうか?
理学療法士として転職したいが、転職後に失敗したとは思いたくない。
しかし、転職活動はあまりしたことないので、不安。
理学療法士に関わらず、多くの人は人生の中で転職という節目は頻度も回数も多くはない。
だからこそ、心配になるのも分かる。
ただし、私は理学療法士としてしかサラリーマン経験がないので他業種の事は良くわからないというのが現実だ。
そこで、今回は理学療法士が転職に失敗しないためのコツについてお話していこうと思う。
この記事を書いた私は、2009年から2015年まで理学療法士として勤務してきた経験がある。
この間も、またその後現在に至るまでも多くの転職する理学療法士を見てきた。
理学療法士の転職で失敗したくないなら転職サイトを使うべし
これから理学療法士として転職するなら間違いなく転職サイトを利用したほうが良い。
その理由としては、大きく3つある。
- 無料で転職までサポートしてくれる
- 情報が常に最新
- 非公開案件に出会える可能性がある
この3つについて詳しく解説していこう。
無料で転職までサポートしてくれる
転職サイトは、しっかり転職希望者が最高の転職するために、コンサルタントがサポートしてくれる。
しかも、無料で。
なぜ、こんなおいしいサービスが無料なのか裏側を解説しよう。
転職希望の理学療法士が無料で転職サポートを受けることができる秘密は、企業側(病院や福祉施設)が転職情報掲載料を支払っているから。
企業側からすると、掲載料を支払っているにもかかわらず、転職希望の理学療法士がサイト内にいないとなると、いずれその転職サイトに掲載料を支払うことを止めるだろう。
それでは、転職サイト側も困るので、転職希望の理学療法士を大事にして、企業側と理学療法士をしっかりマッチングさせる必要がある。
しかも、転職してすぐに退職されると企業側も困るし、理学療法士側も困る。
なにより、そのようなミスマッチを繰り返す転職サイトだと不人気になる。
だから、転職サイト側は、必死に良いマッチングができるように全力を尽くす。
そして、これらが無料で理学療法士に至れり尽くせりしてくれる理由だ。
だからこそ、転職サイトを使わない手はないのだ。
情報が常に最新
転職サイトに企業が掲載するのは、一度掲載料を支払えばずっと掲載できるわけではない。
募集終了しているにも関わらず、継続して掲載されることは無い。(ちなみにハローワークは企業側も無料なのでいわゆる“とりあえず求人”はかなりある)
そんな、掲載費の無駄使いは企業側もしない。
ということは、そこに掲載されている転職情報は必ず、現在求人募集中でありまだ、あなたにチャンスが十分にある転職情報だ。
しかも、お金を出して企業が掲載しているということは、かなり採用意欲が高い。
企業側も理学療法士が欲しくて必死なのだ。
どうせなら、求められて転職したほうが良いだろう。
非公開案件に出会える
最近は、一昔前と違い理学療法士専門の転職サイトがある。
そこには、一般に公開されていない非公開の転職情報が、往々にして存在する。
もちろん常に非公開情報があるというわけではない。
タイミングにもよるが、これは確実に存在する。
日頃から、情報感度が高く、転職情報を収集してきた理学療法士なら出会える。
企業側もこうした理学療法士を求めている。
どんな転職サイトが良いの?
理学療法士の専門の転職サイトがいい。
以前、記事でも紹介した、PTOTキャリアナビはおすすめ。
もちろん、理学療法士専門でなく一般の転職サイトも無料で利用できるので利用して損はないと思う。
しかし、なぜ理学療法士専門の転職サイトが良いのかというと、先ほどもお話したとおり、転職までコンサルタントがサポートしてくれる。
専門転職サイトだと、医療業界とくにリハビリテーションに詳しいコンサルタントがサポートしてくれる。
だから、転職サイトは、メインはPTOTキャリアナビでサブは一般的な転職サイトというような使い方をするとより幅が広がるのではないかと思う。
ハローワーク頼りの転職活動はぶっちゃけオワコン
転職活動の王道ともいえるハローワーク。
しかし、これだけで転職するのは、失敗のもと。
これにもれっきとした理由が3つあるので解説したい。
- とりあえず求人が多すぎ
- 転職サポートが超・手薄
- ライバルが多すぎる
これらをもっと詳しく。
とりあえず求人が多すぎ
これは、私自身も経営者の時にとりあえず求人をやっていたので間違いない。
まず、とりあえず求人とは何か?
とりあえず求人とは、その名の通り“とりあえず”求人を出すことだ。
極めて採用意欲が低い。
なぜ、企業がこのようなことをするのか?
1つは、無料でいつでもハローワークには求人が出せるから。
もう1つは、企業側が運よく無料でマッチする人が来てくれたらという思惑。
だから、特に理学療法士を必要としていなくても求人を出すのだ。
最悪なのは、とりあえず求人を当てにして、今の病院や施設を退職してしまうこと。
やたらと無職期間を引き延ばす原因になりかねない。
そして、理学療法士の転職の失敗となる、焦って自分に合わない転職をしてしまう。
転職サポートが超・手薄
あなたは理学療法士としてプロだろうが、転職コンサルタントのプロではないだろう。
だから、人生に多くはない転職という節目はしっかりサポートを受けたほうが確実だ。
もちろん、ハローワークにもサポート機能はある。
だが、これに頼りすぎるのは危険だ。
ハローワークに行ったことがあるだろうか?
何と求職者が多い事か、そして何と職員が少ない事か。
少ないスタッフが大勢の求職者を相手にするのだから、もちろん一人一人に手薄にならざる得ない。
しかも、医療業界どころか、理学療法士がどんな仕事かも理解していないスタッフも多い。
私の友人は、ハローワークで理学療法士であることを伝えると、巷のリラクゼーション店の求人を紹介されたという。
ライバルが多すぎる
とりあえず求人が多い上に、転職活動においてはほとんどの理学療法士がハローワークを利用する。
どう考えても、倍率が高くならざる得ない。
企業側からすると、応募人数が多くなればなるほど、人選も緻密ではなくなる。
そんな中で不採用が出されたらたまったもんではない。
しかしそれでもハローワークを使ったほうがいい
誤解してほしくないのが、ハローワークが全て悪いワケではないということ。
ハローワークで転職活動をするなということではない。
むしろ活用はしたほうが良い。
ここで一番お伝えしたいことは、ハローワーク“だけ”の転職活動は転職で失敗するリスクが高すぎるということ。
理学療法士の中で転職に失敗してもいい、という人は皆無だろう。
失敗しない為には、まず選択肢を多く持つことだ。
だから、転職サイトだけでもダメだし、ハローワークだけでもダメ。
両方をフルに活用して吟味する必要は多いにあると認識している。
転職活動は“情報”が命
転職活動は情報がまずは大事。
しかし、新たに情報を仕入れようとはせずに転職活動をして、失敗した友人の理学療法士を多く見てきた。
買い物をするとき、特に高額の買い物をするときは必ず比較検討をするだろう。
仕事も同じだ。
むしろ、今後数年で何百万、何千万円を稼ぐ場を選ぶのだから、自動車を購入するときよりも慎重になるべきだ。
まずは、情報量。
理学療法士に関する求人を幅広く集めて、その中からスクリーニングする。
そして、情報の質。
スクリーニングした求人情報の中から、中身をより精査していく。
この過程で、多くの理学療法士がハローワーク頼りで行っている。
これから、生活の基盤を作る大切な場だというのに。
まず、求職者側は、転職サイトだろうが、ハローワークだろうが無料で使うことができる。
ならば、絶対にどちらも活用すべき。
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