理学療法士の求人情報が知りたい。
どこで求人情報を探せばいいのかな?
理学療法士として転職を考えている。いい求人情報を得て転職したい。
理学療法士の業界は若い人材が多く、転職も活発だ。
新卒で入職して定年まで勤める人は、ほぼ皆無なのではないだろうか?
ただ、転職で失敗する人も多い。
そこで今回は、理学療法士の求人の探し方から、転職で失敗しないためのコツをお話しよう。
この記事を書いた私は、2009年に理学療法士免許を取得した。これまで多くの理学療法士の転職を見てきたと同時に、起業して雇う側も経験している。
中途採用だけを行ってきたので、転職市場に関しては詳しいほうなのではないかと自負している。
理学療法士の求人はまずこの3つから探そう

理学療法士の求人情報を探すにあたっておすすめの転職サイトは3つ。
コメディカル専用、PT,OT専門の求人サイトで求人を探したほうが、好条件の求人情報が見つかりやすいから。
まずはこの3つから求人情報を探してみよう。
- PTOTキャリアナビ
- PTOT人材バンク
- マイナビコメディカル
これら3つが理学療法士の求人情報を多く持っており、かつどれも無料で利用できるので、おすすめ。
転職時期は特に決まっていなくても、「いつか転職したい。今、理学療法士の求人情報ってどんなものなのかな?」という方にも役に立つ情報が多い。
ただし、これら3つとも理学療法牛の求人情報を掲載しているが、それぞれ特徴があるので自分に合ったものをメインに使ってみるのもいい。
PT,OTキャリアナビの特徴
PT,OTキャリアナビの一番の特徴は、療法士専門の求人サイトで、とにかく円満転職まで手厚いサポートが付いているので、転職未経験の方には特におすすめ。
もちろん、利用は無料だ。
その他の特徴としては、
- 転職サポートが無料
- 在籍コンサルタントの半数以上が介護、看護、医療分野で10年以上の経験を持ったベテラン
- 給与・待遇の交渉 を代行してくれる
- 電話、LINE、メールなど利用者のご都合に合わせて気軽に転職相談ができる
- 面接日程の調整、履歴書や職務経歴書の作成もサポート
- 面接対策もサポート
- 希望の転職先は不問(病院、クリニック、介護施設、訪問リハビリ等全てに対応 )
PTOT人材バンクの特徴
マイナビコメディカル の特徴
ハローワークの求人情報ではダメ?
もちろん、ハローワークの求人情報も活用すべき。
ハローワークは、これまで紹介した求人サイトとは違い、求人を出す側も無料なので、求人情報の量は多い。
良い転職をするためのカギは“情報量”なので活用できるものは活用したほうが良い。
ハローワークと求人サイトの比較
転職、特に理学療法士と限られた職種で求人情報を探すことになるので、活用できるものであれば全て活用したほうが良い。
しかも無料で活用できるものだけを紹介している。
ただ、各々メリット・デメリットがあるのでそこはしっかり押さえておいた方が、転職に失敗する確率を下げることができる。
ハローワークのメリット・デメリット
▼メリット
- 求人情報量が多い。
- 地元の病院や施設を探すのであれば、ハローワークのスタッフからどんな職場なのか評判を直に聞くことができる。
- 面接、履歴書の書き方のサポートあり
▼デメリット
- 条件交渉のサポートはない
- 時期によって求人数がまばら
- 求人を出す側も無料なので採用意欲は低いところも多い
- 求人情報量も多いが、求職者も追いので倍率が高くなりがち
求人サイトのメリット・デメリット
▼メリット
- 理学療法士専門の求人サイトなので、サポートするスタッフも医療業界に詳しい
- 求人を出す側は有料で求人を出しているので採用意欲が高い
- ハローワークに出ない、非公開求人に応募できる
- 給与などの待遇交渉が無料で受けられる
- サポートが手厚いので転職で失敗する確率がかなり低い
▼デメリット
- 求人の絶対数はハローワークに劣る
- 実際の病院や施設の評判の情報は入りにくい
- 無料だが、登録しなければいけない手間はある
このようにハローワークであろうが、理学療法士の専門求人サイトであろうがどちらにも一長一短がある。
もし転職に失敗したくないというのであれば、どちらも活用して、それぞれの良いところと欠点を補いながら、情報を得たほうが良い。
転職は情報量と選択が重要なポイント。
失敗する人のほとんどが、ハローワークのみ就活してしまう。
求人情報で見るべきポイント

見るべきポイントは、待遇・事業所・募集の理由の3つをまずは確認すること。
この3つで転職後、どのようにはたらくことになるかが決まるから。
3つのポイントの具体例
待遇・事業所・募集の理由の3つををどのように見ていけばいいのかを、それぞれ解説していく。
理学療法士の求人は必ずしも、給与だけを見ていい転職ができるとは限らないので、ぜひ以下の事はしっかり押さえておいてほしい。
ポイント1:待遇
待遇は、給与の体系、休日・有給、残業を特に見る必要がある。
なぜなら、これらは求人票に必ずしも十分に記載されていない場合が多いから。
例えば、給与も月給制なのか年俸制なのか?
月給制は年俸制と違い、月額に対する支払いになる。
ということは、年間の収入が必ずしも確約されているわけではないので、ボーナスを出さないという選択肢もできてしまう。
実際には、あまりそんなことはないし、月給制でも求人票にボーナスについては記載されている。
しかし、ボーナスは支払い義務がないので支払われない可能性は0ではない。
一方、年俸制であれば、1年間に支払われる報酬は決まっているので、記載されている額は満額支払われることになる。
また、休日・残業に関しても、本来理学療法士は実施できるリハ単位が決まっており、残して置くべき書類も決まっている職業。
だから、月50時間以上の残業がある場合は、残業の原因になっている仕事内容を聞いたほうが良い。
ポイント2:事業所
一見、あまり重要そうでないかもしれないがこれで転職を失敗したという人が実はかなり多い。
特に、グループ全体でどのような事業所があるのか確認して、募集されている事業所以外に転勤があるのかを確認する必要がある。
私の友人の例でいうと、急性期の病院で募集があり、自分の興味のある分野で待遇も良い。
そこに転職して3カ月後にグループ内の通所リハに転属になった。
急性期リハで活躍するために転職したのに、大変残念がっていた。
だから、求人を出してい事業所以外に事業所があるのか?
また、あるのであればそこ転属になる可能性はあるのかは要確認。
ポイント3:募集の理由
募集の理由でハローワーク求人の「事業拡大の為」という理由には当たり、ハズレがある。
ハローワークは求人を掲載が無料の為、「とりあえず求人出しておいて、タイミングと人材次第では採用しようかな」という採用意欲の低い場合もあるから。
もちろん本当に、事業拡大の場合で募集していることもある。
だから、拡大内容を聞いたほうが良い。
聞けば、採用する意欲があるのか大体の場合わかる。
一方、理学療法士専門の求人サイトで「事業拡大の為」というのは、本当に事業拡大で人員を必要としている場合が多い。
なぜなら、求人を掲載するのに多額の費用がかかっているので、「とりあえず求人」を掲載するメリットが病院、施設側にはないから。
このように、3つのポイントは最低限抑えて求人票を見たほうが失敗しない転職につながる。
理学療法士がより良い転職をするために

情報量とみるべきポイントが失敗しない転職のポイントになる。
転職に失敗する理学療法士のほとんどが、少ない求人情報・求人内容を見るポイントが甘いことに原因があるから。
転職で失敗する理学療法士によくある具体例
- 求人情報は、ほぼハローワーク頼み、あとは知人の紹介頼みなど、情報をよく精査せずに、少ない選択肢から転職する
- 求人票の事業内容もしくは給与額だけに注力してしまうので、その他の条件を見落として転職後、思っていた仕事ができない
- 退職後、もしくは退職前になって求人情報を焦って探し出す
このように理学療法士が良い転職ができるか否かは、やはり情報量と求人内容を見る目が重要。
定年まで今の職場で、と思っていないのであれば常に理学療法士の転職事情にはアンテナを張っておかなければいけない。
もちろん今すぐに転職するわけでなかったら、定期的にハローワークに通う必要はない。
しかし、理学療法士の専門求人サイトで動向は見ておいた方が、自分の転職の為にも、業界を把握するためにも役に立つだろう。
是非、いい転職をするためにも身の回りにある無料で使えるものは使おう。
理学療法士専門求人サイト
- PTOTキャリアナビ公式サイトはこちら
- PTOT人材バンク公式サイトはこちら
- マイナビコメディカル公式サイトはこちら
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