
肩こりがひどい。寝ても疲れが取れない感じ。
どんな枕が、肩こりの軽減にいいのかな?

枕を変えれば、楽になるのかな?
また、具体的にどの枕が良いのか知りたい。
朝、起きた時に、前日の疲れが、首~肩、背中に残っているアノ感じは、とても歓迎できるものではない。
そこで今回は、そんな肩こりで悩んでいる方々に向けて、どのような枕が良いのか理学療法士の視点から解説していこうと思う。
もちろん、枕自体は医療機器ではないので、個人差はどうしてもあるということは、先にお伝えしておくとして。
この記事を書いた私は…
理学療法士として、整形外科のクリニックで6年間の経験がある。
その中で、延べ3000人以上の肩こりに悩む人たちをみて、治療してきた。
肩こりをラクにする枕はコレ!おすすめ3選
枕を変えて、肩こりがラクになったという人は多い。
そこで、ここでは肩こりをラクにしてくれる枕を、理学療法士の免許と経験を持つ私が厳選して紹介しようと思う。
肩こりをラクにする枕というのは、世の中数えきれないほどある。
また、良い枕を全て紹介したいが、今回はその中でも3つに絞って紹介しようと思う。
ストレートネックわた枕
販売:リビングインピース
日本製でしかも洗える。
メーカー直販で、枕の中材が綿であるから、価格も肩こり向けの枕では、かなり低価格。
ファブリラ 洗える低反発枕
販売:おもてなしねむり研究所
こちらも、日本製で洗濯ネットに入れて丸洗い可能。
中材が、ウレタンで低反発なので、枕自体の型崩れはしにくい。
ストレートネック対応 ネックフィット枕
販売:リビングインピース
日本製で洗うことができるのはもちろん、高さ調整まで可能。
中材は、首のストレッチをかける部分はパイプで、頭部は綿。
選び方のポイント
何と言っても、肩こりに悩む人の枕は、枕の中材よりも形状が最重要になる。
なぜなら、枕の形状によって、頚椎のポジションが大きく変わるから。
そして、それによって肩こりがより酷くなるか、もしくはラクになるかが決まってくる。
肩こりに悩む人の多くが、いわゆる“ストレートネック”と呼ばれる状態になっている。
このストレートネックの状態を改善しなければ、肩こりの改善は難しい。
睡眠時にこの状態から解放できるか否かは、枕の形状にかかっている。
具体的には、上記で紹介した枕のように、枕の首の部分は高く、頭の部分は低くなるような枕が良い。
そもそもストレートネックってどんな状態?
頚椎の並び(首の骨の並び)が真っすぐになって、首~肩の負担が大きくなった状態。
通常、頚椎の並びは横から見ると湾曲しているが、長時間のデスクワーク等で、頚椎の湾曲が失われてしまう。
頚椎の湾曲が失われる=ストレートネック になってしまうと、頭の重みがそのまま首~肩に伝わってしまう。
通常は、頚椎に湾曲があることで、首や肩に頭の重さが直接伝わらないように、重さが分散されるようになっている。
デスクワークの姿勢は、まさに頚椎の湾曲を失うような姿勢になりがち。
なので、睡眠時の枕は、頚椎の湾曲を取り戻すべく、枕の首の部分は、湾曲を作るために高く、頭の部分が低い方が良い。
だから、肩こりで悩んでる人には、上記の3つの枕がおすすめなのだ。
注意点もある!
ただし、腕や背中にシビレがあるような、重症な頚椎の症状がある人は要注意。
というのも、そこまで重症化すると、枕を変えただけでは期待できないから。
頚椎は、腕、肩、背中の上部の筋肉に向けて神経が出ている。
なので、そのあたりが痺れるというのは、もはや“コリ”ではない。
神経が圧迫された症状だ。
そこまでなれば、まず整形外科を受診することをおすすめする。
決して、枕を変えて症状が寛解することは期待しないように。
あくまで、今回おすすめしたいのは、首や肩が凝る感じ、だるい、疲れが抜けないといった人向け。
そのような人であれば、ぜひ今回紹介した枕は有効。
これ以上、ひどくなってそれこそシビレが出るような状態にならない為にも。
今回紹介した肩こりに悩む人におすすめの枕
追記:曇り空の鹿児島・桜島の様子
台風がギリギリ鹿児島市内をかすめてどんよりしている。風がものすごく強い。
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