「会社売却について従業員に何と説明しようか?」
「M&Aについて、どのタイミングで従業員に話せばいいの?」
会社売却、M&Aを行うといって、従業員は不安になるかも。
タイミングと何を話せばいいのか、良く精査したいところ。
このようなことは、間違いなく頭をよぎるでしょう。
そこで、今回は会社売却、M&Aについて従業員に、いつ・何を説明すればいいのか、体験も文字得ながらお伝えしていきます。
是非、参考に。
この記事を書いた私は…
会社売却、M&Aを従業員にいつ・何を説明する?
まず、タイミングは【基本合意】後がベストです。
そして、何を説明するかは、優先して【従業員の今後の立場】です。
というのも、従業員からすると、会社売却?株式譲渡?M&A?といった感じ。
なので、従業員からすると【不安】が先立つからです。
“基本合意の後”がベストなワケ
M&Aにおいて基本合意がなされれば、今後従業員の立場もどうなるかはっきりするため、基本合意の後に説明するのがベスト。
基本合意では、売却後の従業員の扱いについても基本合意書に記載されので、従業員にもはっきり、今後どうなるのか説明できます。
具体的には、基本合意では今後、従業員は継続雇用されるのか否か、どういった立ち位置でどんな業務を行うのかということが多くの場合、記載されます。
ただし、給与やその他の処遇などの詳細は、最終合意後に本決定されるためそのあたりは、従業員に別で説明しなければいけません。
M&A後の“従業員の立場”はしっかり説明を
正直、従業員からするとM&Aや株式譲渡の仕組みや、いくらで売れたかなんて興味ないです。
それよりも、今後自分たちがどうなるのかのほうがよっぽど気になっています。
なので、M&Aとは…会社売却とは…株式譲渡とは…などの説明は、従業員の立場をしっかり説明してから、補足程度でいいです。
従業員の一番の心配は、「まさかクビになるのでは?」ということ。
実際、会社をより大きな企業に譲渡した場合、むしろ従業員の立ち位置はよくなります。
しかし、聞きなれない言葉、M&Aや株式譲渡など聞けば、不安になります。
これが、どういうことなのかということがよくわかっていないからです。
実際、私も全従業員集めて説明した時も、どういうことなのか質問が飛びました。
でも、この質問の真意は、「M&Aや株式譲渡がどういうものなのか」を知りたいのではなく、「自分らはどうなるのか」ということが知りたい、ということに他なりません。
なので、基本合意が済んだ後は、諸諸お説明よりもまずは、M&A後に従業員はどうなるのか、特に雇用継続される旨をしっかり伝えてください。
従業員に説明するときの注意点
先ほども、お伝えした通り“タイミング”と“何を説明するのか”ということに最新の注意を払ってください。
これを間違うと、最悪の場合、混乱して退職者続出という事態になりかねません。
そうなれば、最悪の場合M&A破談の可能性さえついて回ります。
実際、日本の中小企業でも早い段階で、自社内にM&Aの情報が独り歩きして、パニックに陥った企業もあるそうです。
というのも、倒産などと勘違いしている人も日本にはまだ多いのが現状です。
今後、さらに企業が発展していくための手法という理解がないです。
なので、どんなに交渉がうまくいっていたとしても基本合意まではトップシークレットを守ったほうがいいです。
そして、基本合意までに、できればM&A後の従業員の給与などを含めた、処遇まで口約束程度でもいいので、売却先と話し合ったほうがいいでしょう。
そうすると、説明するときにより一層、説得力も増すので従業員にも安心を与えらえることができます。
なので、説明するタイミング・内容は非常に重要になります。
- 基本合意後に説明する場を設ける
- M&A後の従業員の立場を中心に説明する
このことをしっかり、行ってぜひ最終合意に向けて発進してください。
また、M&A、会社売却に関する記事も下記にまとめてあるので、ぜひ参考に。
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