「会社売却した後の社長ってどうなるの?」
「社長はその後、どんな人生を送るの?」
会社売却できたあと、実際社長たちはどのような人生を歩んでいるのか気になる。
そして、自分も参考にしたい。
今回はこのような方に向けて。
会社がそもそも、売れるのかわからない不安の中、売却後どのように過ごすのか迷っているという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回、私の売却後の生活を含めて、会社売却後の社長の人生についてお話しできればと思います。
この記事を書いた私は…
会社売却後の社長の人生
会社売却後に再び、会社を興す人は実は少数派です。
というのも、自分で会社を興して、M&Aというゴールを迎えて、再び同じゲーム(また会社を興す)に参加するというケースは稀で、むしろ全く違うことをする人が多いようです。
実際、どのような人生を歩む社長が多いのでしょうか?
- 投資家になる
- 移住する
- ボランティア活動やアルバイト・就職
- 農業
- 完全にリタイア
大体、この中から複数選択する人が多いという印象。
特に、年齢によって違うでしょう。
また、手元に残る売却益の額でも、選択肢が変わってきます。
ただ、ほぼ全員と言っていいいほど、【投資家】にはなります。
各選択肢について詳細を下記に。
投資家になる
ベンチャー投資も含めて、国内外の上場株式や不動産など、これまでのビジネスの知識を生かして投資に力を入れる人が多いです。
というより、ほぼ全員です。
経営者を経て、投資家になり人生の“上がり”を目指すのは当然といえば当然で、この辺りの理由からもう一度、経営者という選択肢を選ぶ人が少ないようです。
経営者というプレーヤーになるより、プレーヤーにお金を預けるということです。
専業の投資家でなくても、売却益の一部を投資に回しながら、その他の選択肢を兼ねている人がほとんどなのではないでしょうか。
私も、専業の投資家ではないですが、売却益のほとんどを投資に回しました。(おかげで、手元に現金がほとんどないですが)
移住する
M&A後は、本当に“フリー”の身分になります。
これまで、経営者としてビジネスの現場でバリバリ頑張っていた分、自分だけ会社とは全く関係ないところに住むというのはなかなか難しかったという人も多いでしょう。
最近はリモートで完結できる会社も多いので、一概には言えませんが。
ただ、M&A後はどこで、何をしようが自由です。
人生で、このような選択ができる機会も少ないので、これを機に移住する人も多いです。
ちなみに私は、海辺の町に移住しました。
ボランティア活動やアルバイト・就職
特に、売却した時の年齢が若ければ、若いほどこの選択をする人も多いです。
会社を興して、会社を売るというバイタリティーがある人がジッとしていることは少ないです。
これまでしてこなかった、活動や職種、業種にチャレンジするいい機会でしょう。
農業
実は、これは結構多いです。
もちろん若年層よりも上の層が多いのは想像できると思いますが。
私の生まれ・育った地元にも、質素な農家に見えて実は、資産は億越えの元・経営者という方結構いらっしゃいます。
「次は、農業で稼ぐ」というよりも、家族で農業を楽しんでいるといった感覚ですね。
完全にリタイア
憧れますね。
実際、私はこれを選択する余地すらありませんでした。
というのも、残りの人生の時間の長さと、手元資産を見比べて。
若くしてM&Aで売りぬいて、この選択肢を選ぶことができるのは、結構な売却益がなければできないと思います。
ただ、年齢が上がれば上がるほど、残りの人生で必要なお金は少なくなるのでこの選択肢を選ぶことが可能になるでしょう。
その後の計画を立てて売却してもアテにならない
会社売却前に、会社売却後の人生を計画しても実際は、良くも悪くも計画通りにはいかない現実があります。
端的になぜかというと“お誘い”が多くなるからです。
多分、会社売却後はほぼ全員と言っていいほど、スカウトに近いお誘いを受けます。
会社を売却して、フリーの身になる。
そうなると、これまでお世話になった取引先や、経営者の仲間からいろいろなお誘いを受けます。
会社を経営していた経験があるので、その経験を買われてのお誘い。
- 会社を手伝ってくれ
- 一緒に新しいことしよう
…などなど、このように自分のこれまでの経験を誰かが見ていてくれて、誘っていただけるのはうれしいですよね。
ただ、自分の売却後の計画も大事にしたいところ。
なので、私は半年間と決めて、有償・無償問わずお誘いいただいた事業やお手伝いを行いました。
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【会社売却経験者が語る】会社売却の方法を一番分かりやすく解説
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