
理学療法士に資格や経験を生かして起業したい。

実際、起業した理学療法士の実例を知りたい。
起業したいけど、やっぱり不安がある。どうやって起業して、また理学療法士として勤めるより良いのか事情を知りたい。
…というのは、理学療法士の起業に関わらず、起業する人は誰しも考えることではないでしょうか?
そこで今回は、理学療法士から起業した経験のある私の実体験と、また起業するにあたって勉強しておくべきことについてお伝えします。
この記事を書いた私は…
理学療法士としてどうやって起業したか?起業後は?
まずは、どうやって起業したかということからお話ししていこうかと思います。
起業を経験したことない人、特に理学療法士で起業する人は圧倒的に少数派なので“どうやって起業したか?”ということが非常に気になるのではないかと思います。
理学療法士から起業・開業までの道のり
ザックリとまずは流れから。
- 退職する&事業計画書作成
- 物件の目星をつけて、不動産に物件を押さえてもらう
- “2”と並行して内装会社に見積もり貰う
- 株式会社設立
- 銀行に事業計画書提出して借入申し込み
- (借り入れ審査通ったら)物件、内装、備品支払い
- 開業準備、開業
…と、いうような流れです。
事業計画書に関しては、>>事業計画書の書き方と書くべき項目【事業計画書テンプレート】の過去の記事にまとめているのでぜひ参考に。
また、株式会社設立は自分でもできますが、かなり時間がかかるのと最初は不備だらけで受理されないことが多いです。
なので、税理士に会社設立を頼みました。(開業までの流れも税理士さんに聞きながら行いました。)
知り合いの税理士に頼むか、もしくは、税理士紹介ネットワークで無料で近所の税理士さんを探せます。
ちなみに、会社設立してからでないと、物件や借入は会社名義では契約できず個人で契約することになります。
個人事業主として起業するのであれば、もちろん会社設立はしなくていいです。
起業から軌道に乗るまで
平均して10か月といわれています。
私の場合も大体それくらいでした。
日本政策金融公庫が、出している数値で独立・起業して安定して黒字化するのにこのくらいは平均でかかるみたいです。
実際のところ、私の場合は
【いきなり1か月目で黒字】→【だんだん赤字5か月】→【赤字・黒字トントン2~3か月】→【いきなりブレイク】
…といった感じでした。
特に、財務やweb集客の知識がついたころにブレイクしました。
理学療法士の起業家には決定的にコレが足りない!
やはり理学療法士の起業家には【web集客】と【財務】の知識が圧倒的に不足していると思います。
というのも、理学療法士が通常、病院やクリニック、施設で勤務しているとこれらの知識がなくても十分に仕事はしてけます。
なので、これらの重要性を認識することすらないので、
- お客さんが来ない…
- 決算書やPL表、BS表を渡されても意味が分からない…
ということに悩み、せっかく起業してもやめる人が多いです。
実際、私もこれらに悩みました。
幸い、会社にお金があるうちに、知識を得てブレイクできたのでまだマシかなとは思いますが。
ただ、最初からこれらについて少しでも学んでおけば、無駄な赤字の期間はなかったと思います。
理学療法士と“社長”の違い
理学療法士として勤める分には、
- 患者さんや利用者が何人新規で来るのか?
- どうやって集客しようか?
- 自社HPのPVは?お問い合わせまでのCVRって適正かな?
- 減価償却ってどのくらいあるのか?
- BSのバランスは大丈夫?
…などなど、これらについて、眠れなくなるほど悩むことは無かったと思います。
しかし、社長になれば違います。
これらについて、悩むのがまず第一の仕事です。
また、人を雇うとこれに悩みがプラスされます。
しかし、【集客】や【財務】の知識がなければ、これらに悩むことさえないです。
頑張っているだけじゃ何も解決しません。
これらのことを知らないだけでこれらに問題があると確実に会社は“破滅”に向かいます。
なので、理学療法士から起業したいのであれば、まずはこれらの知識を頭に入れてください。
そこまで難しいものではないので、ぜひ。
YouTubeや動画学習サイトなどあるので活用して、できるだけ赤字の期間のない起業を目指して!
【財務&web集客の学習に役立つもの】
動画学習サイト
※web集客、財務、会計等の入門編で検索すると分かりやすい教材があります。
YouTubeチャンネル
※このチャンネルの【決算書の見かた】シリーズが一番、財務の概要がわかりやすいです。
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