運動なしのダイエットでもいいの?
運動なしでもダイエットできる?
運動なしでダイエットできるのであれば、そうしたいが何か弊害でもあるのかな?
はっきり言おう、ダイエットで運動なしは弊害がありまくる。
今回は、どのような弊害が起きるのか具体的に解説していこう。
この記事のなかに書いてあることが良くあてはまる人もいると思うので、解決策まで併せてぜひ参考に。
この記事を書いた私は元・理学療法士でパーソナルジムを2店舗経営してきた。この中で2000名以上のサポートを行ってきた。
ここに書いてあることは、長年のパーソナルジムでの実際に経験したことも踏まえている。
運動なしのダイエットが万年ダイエッターを生み出す元凶

万年ダイエッター(いつまでもダイエット中を宣言している人)の最大の特徴は、どうにか運動せずにダイエットをしようとしていること。
おそらく、どうにか運動せずにダイエットできて、かつ体型キープできる方法を探しているのではないかと考えているのでは?
分かりやすいのが○○ダイエットに速攻で飛びつく人。
企業が売りたいものがあればどうにかそこに、ダイエット効果を謳いそれを広める。
そしてそれに乗せられて大量購入する。
過去には、鯖缶、バナナなどが記憶にある。
これを繰り返す人は、ダイエットが成功することなく次の○○ダイエットに飛びついて企業の良いカモにされる。
ではなぜダイエットで運動したほうが良いのか?
代謝が落ち続けるから、ダイエットを続けても太りやすくなるという現象が起きる。
人は生まれてから始めの20年間は成長して徐々に代謝は上がる。
その後、なくなるまで約70年かけて代謝は毎年落ちることになる。
これは、ホルモンなどの関係ももちろんあるが、筋肉量も落ち続けるという理由も大きい。
その老化に対して、運動という手段であらがうことなく、ダイエットをして、そしてなぜかうまく痩せないということが起こる。
筋肉量が1㎏落ちた場合のヤバい話
筋肉量が1㎏落ちると基礎代謝が50㎉落ちるといわれている。
理筋肉量の増減と、消費カロリーの増減は同じこと。
基礎代謝1200㎉の女性の場合、基礎代謝が50㎉落ちると大変なことになる。
たった50㎉と思われるかもしれないが、侮るなかれ。
基礎代謝1200㎉の人の50㎉というのは、4%に相当する。
ということは、これまで消費していたカロリー全て4%減となる。
これまで通り、生活していても、歩いていても、走っていても全て4%減だ。
これが、筋肉量2㎏減になると倍の8%減になる。
だから、運動せずにダイエットを行うと、ダイエットしているつもりでも痩せないorむしろだんだん太るといった現象が起きる。
これまで運動なしでも体重が一時的でも落ちたことがあるが?
もちろん、体重を落とすことはできる。
食べなければ、その分落ちるから。
ただ一時的なもので、その後キープできた人はいないだろう。
このことについては次項で詳しく説明する。
一応ダイエットで運動なしでも痩せることはできるワケ

ダイエットは摂取・消費カロリーの収支で決まる。
消費されるカロリーよりも摂取するカロリーが小さければ体重は落ちることになる。
だから、一時的に体重を落とすことは運動なしでも可能となる。
では、なぜそれでも運動が必要だといわれているのか?
人は使われなくなった筋肉は積極的に排除する機能を備えている。
だから、食べることだけを抑えて、運動を行わなければどんどん筋肉量は落ちることになる。
そうなると、前に話したように、筋肉量が落ちて一時的に体重が落ちたように思えるが、時とはそれと同時に代謝も失う。
人は、1日中横になっていると、脚の筋肉は1日1~2%失われる。
もちろん、毎日1日中横になっていることはないだろうが、使わなければこのくらい簡単に筋肉は失われ、同時に代謝も失われることになる。
だから、食べずに一時的に体重を落とすことはできても、代謝はそれ以上に落ちるので結果ダイエットは失敗することになる。
これがダイエットで運動なしのいけないところ。
筋肉が落ちて痩せた体型はマジで悲惨

体重の割に太って見える。
体脂肪の割合が増すから。
身長157㎝体重55㎏の女性の例
Aさん:体重55㎏ 体脂肪率25%
Bさん:体重55㎏ 体脂肪率35%
この場合、同じ身長体重でもBさんの方が太って見える。
体に対してどのくらいの割合で体脂肪があるのかを示したものが【体脂肪率】だ。
一般的には、筋肉量が落ちると、その分体重に対して体脂肪が占める割合が大きくなるので体脂肪率が上がる。
だから、ダイエットは体重だけでなく体脂肪率もしっかり把握したほうが良い。
どのような運動がダイエットにはいい?
一番いいのはやはり筋トレ。
筋肉を落とさない為には、筋肉をメインに使う筋トレが一番いいから。
筋トレは何もジムでなくてもいい。
今は、YouTubeなどでも、自宅で出来る簡単な筋トレもあるし、LEAN BODYのように自宅で出来るオンラインフィットネスもある。
自宅で出来るオンラインフィットネスに関しては以前記事にまとめているので気になる方はぜひ参考に。
参考記事
このように、筋トレといっても身構えてジムで行わなければいけないということはない。
もちろん、パーソナルジムのように短期集中でとにかく結果を求める方が効率が良いことは間違いない。
しかし、これまで運動してこなかった、もしくはあまり乗り気でないのであればまず自宅で出来ることからしてみるといい。
必ず、今と違った結果が出るはずだ。
脱・万年ダイエッターまとめ
- ○○ダイエットで企業に躍らされない
- 筋肉量が1㎏落ちると基礎代謝50㎉減少する
- 運動なしのダイエットでも体重は落ちる可能性は十分にある
- しかし、同時に筋肉も落ちる
- 同時に、代謝も落ちる
- 結果、リバウンド
- 体脂肪率が高いせいで太って見える人も
- 筋肉量を取り戻せば体脂肪率は低くなる
- ダイエットの運動には筋トレが一番
- 別にジムでなくてもいい
- 自宅で、YouTubeやオンラインフィットネスから始めても十分効果あり
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