
キャッチコピーの付け方で迷っている。

キャッチコピーのアイデアが出ない…
売れるためのキャッチコピーを付けたい。
誰でもこれができるのであればそうしたい。
しかし、現実は全く反響がないかもしくは、適当にキャチコピーを付けてしまって、みすみす販売機会を逃しているというのが関の山。
今回は、“バカ売れ”するための裏技本を中心に、実際にキャッチコピーを変えて売り上げが上がった事例も添えて紹介しよう。
この記事を書いたプロニート(職業ニート)の私は、店舗経営を約5年行ってきて、そこでPOPなどを作って物販を行ってきた。
キャチコピーの改善を繰り返し、パーソナルジムながら年間約250万円超の物販に成功した経験がある。
バカ売れキャッチコピーで売上を上げる
“バカ売れキャッチコピー”という、キャッチコピーの神髄ともいえる本をご存じだろうか?
商品・サービスはいいのだけれど、キャッチコピーの付け方で悩んでいるという人にはぜひ役立つ本だ。
ちなみに私は、物販のPOP制作で悩んでいるときに、とある人気ビジネス系YouTuberの紹介でこの本を知ることになった。
キャッチコピーというと、クリエイティブで何かセンスがなければ良いキャッチコピーが作れないのではないかと思っている人も多いのではないだろうか?
実際、大手企業でも、キャチコピーはクリエイターに外注しているということも少なくない。
短い言葉で、商品の良さを、【感覚的】に心に刺さるものでなければ、消費者からスルーされてしまう。
しかし、キャッチコピー一つで人の心にも刺さるし、覚えていてもらえる。
例えば、
【結果にコミットする】
どこの企業の、どんなサービスか、もっと言えばそのサービスを受けたらどうなるかまで、日本国民のほとんどが、想像がつくのではないだろうか?
もちろんこのキャッチコピーだけでなく、衝撃的なCMも功を奏したのだが。
それにしても、衝撃的なCMの映像とキャッチコピーがマッチした。
その後の“結果にコミットする”サービスの売れ行きというのは皆さんがご存じの通りだ。
このくらい、キャッチコピーは重要だし、商品・サービスのその後の運命をも左右する。
全員がこのようなものを作れるわけがない?
もちろんはじめは無理だろう。
しかし、完全にセンスではなく、いずれみんなできるものだと思う。
なぜなら、キャッチコピーというのは、日頃、我々が使用している日本語の組み合わせだからだ。
例えば、英語で外国人にいきなり“刺さる”キャッチコピーを作れというのは無理があるのかもしれない。
それは、その国、言語独特の言い回しや、“スラング”があるからだ。
しかし、日本人が日本語で、日本人に“刺さる”キャッチコピーを作るというのは、英語に外国人にということに比べたらずいぶん楽ではないだろうか?
だから、完全にセンスでなく、コツや繰り返しの実戦で磨かれていくもの。
一流といわれているクリエーターも私たちも使用している“日本語という武器”は同じなのだ。
キャッチコピーで売上は上がるのか?
面白いことに、商品・サービスは変えずにキャッチコピーだけで売上が上がることは実は普通にあること。
ほんのカバーやタイトルを変えただけで、売上が数十倍以上に跳ね上がった、という話を聞いたことがある人もいるだろう。
結構な割合で、消費者というのは実際の商品・サービスの中身よりも、“心を動かされて”購入する場合が多い。
逆に言うと、いくら商品・サービスが良いものであっても、消費者の心をファ―ストインプレッションで無視される可能性も十分にあり得るということだ。
良い商品・サービスであれば“良いキャッチコピー”とぜひセットになるべきだ。
“バカ売れキャッチコピー”で紹介されている実際に売上増の例
~?を付けてみる~
居酒屋のレジに
“明日も来る?”
というPOPを貼ってリピーター率2%上昇
~独り言にする~
レストランの単品メニューに
“もう少し食べたい…”
このキャッチコピーをつけたら注文がどっと増えました。
~買った後のストーリーを書く~
スーパーのペットボトルのお茶の販促キャンペーンで
“語り合える味”
このPOPで、キャンペーン、予定の170%の売上に。
“今日は海苔だぞ!”
というコーナーを作り出し、海苔の使われたお煎餅やあられを集中陳列しました。
結果、売上を2倍以上にしました。
~略す~
“おい!コラ!”
トンコツの濃さが売りのラーメン屋さんで店内に貼ったポスターのフレーズです。
「おいしく」「コラーゲン」の略ですね。
女性がうなずきながら食べていました。
出典:中山マコト 中経出版 「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほどかける本
キャッチコピーの付け方で失敗しないために
まずは日頃から、日常に溢れているキャッチコピーを意識してみてみるといい。
何気なく購入しているものも、実は無意識にキャッチコピーが目に入ったことをきっかけに、欲しくなり購入しているということは多くある。
これは、キャッチコピーをキャッチコピーとして認識してみてみると改めて気づかされる。
コンビニでも、近所のスーパーでも、居酒屋でもいい。
まずは、キャッチコピーを見つけてみよう。
そうすると、上手いキャッチコピーとそうでないものの見分けもつく。
しかも、慣れてくると、売れるキャッチコピーなのか、そうでないのかまで見分けがつくことができる。
そこまでなると、自分でも売れるであろうキャッチコピーが書けるようになる。
パクるのはアリ?
全然ありだ。
むしろ、うまくいっている所の真似をするとうまくいく可能性が高い。
ただ、同じような商品で同じキャッチコピーというのはただの盗用になるから注意。
うまい“パクり方”はというものがある。
先ほど、キャッチコピーで売上が上がった例から説明しよう。
“明日も来る?”というキャッチコピーの要は、【?】を付けることだ。
これをうまくパクって“次いつ来るの?”とか“また来てくれる?”とかにしてみると同じような効果が表れるかもしれない。
このように、各キャッチコピーには目を引くための【要】がある。
キャッチコピーの要を見極めることができれば、後は量産できるだろう。
そのキャッチコピーの要を集めたのが、
この本だ。
ビジネスというものは面白いもので、商品・サービスは変わらずとも、たった一行のキャッチコピーやセールスフレーズで商品が思った以上に動き出すことがある。
もしかすると、あなたの商品も“たった一行で”大化けするかもしれない。
そのくらい、人の購買意欲や、商品のイメージは言葉や感情でに左右される。
良い商品が眠っているのは非常にもったいない。
ぜひ、あなたの一工夫で更なる商売繁盛につながることを願っている。
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